2015年3月6日金曜日

Till The End Of The World(?)

 何故か中学の同級生のひとりと、何処なのか分からない家のキッチンにいる。白と銀に纏められたシステムキッチンは少し無機質で冷たい感じがしていた。白い四人掛けのダイニングテーブルが置いてある。俺はそのテーブルに腰をかけ、同級生と話している。  リビングには数人の顔馴染みが、L字型の背の低いソファに座り、小さなパーティを開いている。俺とその同級生は、一休みのため、キッチンへ来たところであった。
「今日はやけに太陽がでかいな」と同級生が言った。流し台に向かって正面の壁に窓があり、そこから空が見えている。「本当だな」と俺は言う。太陽はまるで煎餅みたいに大きく、グレープフルーツみたいに不気味に赤い。俺たちは他愛のない会話を交わしていた。内容は覚えていない。右手にはグラスを持っていて、確か中身はアルコールの類ではなかった気がする。同級生はタバコを吸っていた。彼はちらちらと太陽を気にしている。「なんか、少しずつ大きくなっていないか?」と同級生が言った。「気のせいだろう」と、再び窓の外に目をやった。
「確かに」。気のせいではなさそうだ。見るたびに太陽は大きくなり、こちらに近づいてきているように見える。徐々に空全体を覆っていくようだ。スピードが上がっていく。「なんか、やばくないか」と同級生が言った。ぞっとする感覚が背筋をつたう。そして次の瞬間には、太陽は窓いっぱいに広がり、表面のクレーターまでが見て取れた。今にも飲み込まれそうである。
「今日がその日だったのか」と同級生が叫んだ。俺たちは瞬時に状況を把握し、急いでリビングに引き返した。そしてその場にいた全員に向かって、今日が最後の日であることを説明した。
リビングの窓の外に流れる川は増水し、沸騰している。流れの激しさから只事ではないことは誰もが察している。俺たちは静かにパーティを中断し、残された時間で、それぞれが何をするべきかを考えた。不思議と誰もが落ちつき、覚悟を決めている。
俺は幼馴染みのAに、故郷に戻り、そこで最後を迎えることを提案した。Aは二つ返事で同意した。
そして階段を駆け上がり、二階で寝ていたKの体を揺すり起こし、眠気眼のKに事の成り行きと、これからどこへ向かうかを説明した。
 いつの間にか俺たちは車に乗って道路を走っていた。白いセダンだったと思う。周りの景色は黒と赤の二色だった。まるでヒッチコックの”鳥”のラストシーンのようだった。

 で、このあたりで目を覚まし、「夢やった!」っと胸をなで下ろした3月5日の朝でした。
恐ろしい夢だったけど、夢でよかった。だって、今週末は”Break The Wall vol.2”in 京都ですもの。それが終わるまでは滅びてなるものですか。風邪もすっかり良くなってるし、空は晴れて風もさわやか。準備は万端、あと2日!!

"Break The Wall vol.2" in Kyoto 夜想 19;00
出演:Back To Basics, Balladmen, BLPRS, Bo!Rock→1





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