2015年2月15日日曜日

Home In My Hand

好きな曲をカヴァーするのは楽しい。じつに楽しい。
好きな曲を自分たちのアレンジで演奏し、歌う。
「こういうリズムはどうだ」とか「ここにギターソロを入れてやろう」とか、メンバーとワイワイやりながら既存の曲をいじっていく。ミュージシャンぽいね、と悦に入る。ステージでの得意げな顔。「レパートリー」とか言っちゃって。やめられない。
個人的には自作:カヴァーは8:2が好ましい。自炊と外食の対比率。基本的には自分で書いてるから、たまには人の歌も歌いたくなる。たまにやるから美味しい。こだわっちゃう。

 今回はBalladmenがレパートリーにしている"Home In My Hand"という曲を紹介します。
元々は1950年代の後半~に活躍したRonnie selfという名のロカビリー歌手が書いた曲。僕が最初に知ったのはイギリスのBrinsley Schwarzのカヴァーヴァージョンで、"Nervous On The Road"というアルバムに収録されている。
「家は自分の手の中さ」と言い、旅する旅人の歌で、歌詞がとても良い。それはまさに歌う人間の人生そのものを表現しているようでもあり、歌い手によってずいぶん違った印象を与えるのではないかと思う。なので、やはり、オリジナルのRonnie Selfの淡々としたダルな歌唱が、色々想像しちゃって好き。でもBrinsley Schwarzの、ギタリストの血が騒ぐオーバードライヴの効いたリフで幕を開ける怒涛のラケンローヴァージョンも悪くないよね。ロック最高!ってなっちゃう。
Dave Edmundsなんかもカヴァーしていて、もはやパブロックの定番らしい。
とにかく、カヴァーって楽しい。「次はどの曲やろうかな」なんて考えるだけで、眠れなくなっちゃうくらい。

"Home In My Hand" Balladmen

"Home In My Hand" Ronnie Self



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